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【新製品】ナノインプリント用 樹脂モールド

 

ナノインプリント技術における新たな選択肢として「樹脂モールド」の新製品として取り扱いを始めました。従来の金型に比べ、約半額のコストパフォーマンスを実現しながら、離型性を持ちフレキシブルなモールドによる高精度なインプリント加工が可能な製品です。

ナノインプリントの導入検討やナノ・マイクロ構造の初期検討などに活用頂けるモールドです。

 

【樹脂モールドの特徴】

優れた離型性能

ナノインプリントでは、硬化後の離型性が重要な課題となります。特に微細なパターンになるほど、金型からの離型時に形状不良が発生しやすくなります。樹脂モールドは、優れた離型性を有しており、より精密で再現性の高い微細構造の転写が可能になります。

 

フレキシブルなモールド

従来の金型とは異なり、柔軟性のある樹脂モールドならでのフレキシブル性を有します。ガラスなのどの硬質な基材でのインプリントでの離型時にモールドを曲げることが可能となり、離型のし易さが向上します。

 

優れた高精度性

ナノインプリントに求められる微細な構造も正確に再現可能しています。

 

【多彩な構造ラインナップ】

当社では、用途に合わせた様々な樹脂型の構造をご用意しております。

  • モスアイ構造
    独自の模様設計により、構造による反射防止効果を実現。
  • MLA(マイクロレンズアレイ)
    レンズ構造を取り入れ、集光や拡散効果を最適化。
  • 配向拡散構造
    分子配向を精密に制御することで、均一な拡散性を実現。

各構造は、お客様のニーズに合わせたカスタマイズも可能です。詳細については、ぜひお問い合わせください。

 

【製品仕様】

  • 最小構造サイズ:0.25μm~9.0μm
  • 構造高さ:0.3μm~5.5μm
  • モールドサイズ:50mm x 50mm

 

【お問い合わせ】

製品の詳細、導入のご相談など、まずはお気軽にお問い合わせください。


「樹脂モールド」は、コスト削減と高精度なナノインプリントを両立する革新的な製品です。

今後も最新技術の導入とサービス向上に努め、皆様の製造現場を強力にサポートいたします。ぜひこの機会に、新製品の導入をご検討ください。

カスタマイズ金型 ナノインプリント

モスアイ用テストモールドがついに完成!ナノ加工をもっと手軽に

「金型のコストがネックで試作が進まない…」
そんな声から生まれたのが、モスアイなどの高精度ナノ加工を実現する フレキシブルな樹脂モールド です。

従来の金型と比べて 約半額 というコストメリットに加え、試作や研究開発に適した扱いやすさも兼ね備えています。
モスアイ構造をはじめとする精密加工に最適なこのモールドで、新たな可能性を広げてみませんか?

詳しくはこちら👇

カスタマイズ微細構造加工サービス

◆概要


弊社がこれまで培ってきたナノインプリントとマイクロレンズ関連技術を駆使し、お客様の望むカスタマイズ微細構造を再現する加工サービスです。

初期検討段階での複数の微細構造を金型もしくはフィルムにて再現し、ご評価頂くことで微細構造の選定や最適化に役立てることもできます。

また、構造や光学機能によっては、弊社のこれまで培ってきた知見を用いた設計の提案も可能な場合もございますので、お気軽にご相談ください。

微細構造の再現には、工法の開発によりマイクロレベルで設計された構造のモールド作製が可能となりました。

マイクロレンズアレイやレンチキュラーレンズをはじめ、球面形状から非球面形状レンズやその他のユニークな構造まで幅広い設計に対応が可能です。

⇒下記のお問い合わせフォームからお問い合わせ下さい。

◆ご提供可能なサービス


  • カスタマイズ微細構造金型の加工
  • 微細構造金型を用いたインプリントフィルムの加工
  • 簡易評価方法・装置のご提案
  • 光学系設計・シミュレーション(開発中)のご提案

◆基本的な流れ


 

◆カスタマイズ微細構造金型の加工仕様


  • マスター材料:フォトレジスト
  • 加工精度:0.5μm
  • 構造サイズ:0.8μm~1mm
  • 構造高さ:1μm~50μm
  • パターン面積:最大200mm x 200mm
  • ※構造によって最大サイズは異なります。
  • モールド材料:ニッケル、フォトレジスト、樹脂

この他にも希望される構造に合わせてカスタマイズ可能ですので、お気軽にお問い合わせ下さい。

◆開発事例


 マイクロレンズ形状の精度向上

モスアイ構造のシミュレーション

準備中

◆加工例


ライン&スペース

ライン&スペース構造の場合では、0.8µm程度の凹凸構造の作製が可能です。

レンズなどの複雑形状の場合には、より細かい解像度にて作製されます。

①ライン/スペース=0.8µm/0.8µm

 

②ライン/スペース=1.6µm/1.6µm


③ライン/スペース=3.2µm/3.2µm


④ライン/スペース=10µm/10µm

 
 



ドットパターン

①0.6µm           ②0.8µm               ③1.0μm

 



マイクロレンズアレイ

底面のないフルパックのマイクロレンズアレイを高精度で再現することが可能です。レンズの形状は任意に設計することも可能で、三角形、四角形、六角形、ランダムにも対応可能です。

四角形MLA

 

◆設計例


マイクロレンズアレイ

①レンズ形状設計

・四角形配列

・六角形配列

②レンズ配置設計

ランダム性の分布を制御することも可能です。

◆お問い合わせフォーム





    カスタマイズパターンについて、仕様がありましたらお知らせください。


    µmmm


    µmmm


    mm x mm

    セミナー ナノインプリント

    【2019/5/21】ナノインプリント講演予定

    2019年5月21日に技術情報協会主催にて開催されます「透明材料,光学材料などの屈折率制御におけるメカニズム,複合化や表面改質,測定評価」セミナーにおきまして、「微細凹凸構造 光学フィルムの屈折率制御」をテーマに講演いたしまします。

    【講演の主旨】 ナノインプリントとは、ナノサイズの構造を持った金型から樹脂に構造を転写する技術であり近年注目を集めている。構造がナノサイズになると可視光の波長より小さくなることにより、例えばモスアイ構造のような反射防止効果を発揮する事が可能となる。本セミナーでは、モスアイ構造による屈折率制御と反射防止機能について紹介し、ナノインプリントの量産化の要素となる金型や加工方法等についても解説する。

    【セミナー詳細】
    題 名:透明材料,光学材料などの屈折率制御におけるメカニズム,複合化や表面改質,測定評価
    主 催:技術情報協会
    講 師:6名
    日 時:2019年5月20日(月)10:30~16:50
        2019年5月21日(火)10:00~16:50
    受講料:1名につき70,000円(消費税抜,昼食(2日間)・資料付)
        ※講師からの紹介割引として、20%割引も可能ですのでお問い合わせ下さい。
    会 場:[東京・五反田]日幸五反田ビル8F
        技術情報協会セミナールーム/地図
        <JR山手線>五反田駅 徒歩5分
        <都営地下鉄・浅草線>五反田駅 徒歩5分
        <東急池上線>大崎広小路駅 徒歩5分
    詳 細:http://www.gijutu.co.jp/doc/s_905203.htm

    本セミナーのマイクロレンズアレイやモスアイ構造などについては、R&D用金型からフィルム転写品のご紹介も可能ですのでお気軽にお問い合わせ下さい。

    セミナー ナノインプリント

    日程変更【2014/9/2】ナノインプリント講演予定

    【2014/7/11】ナノインプリント講演予定
    7月11日に開催予定でしたが、主催社の都合により9月2日に変更となりました。

    日 時:2014年9月2日(火)13:30~16:50
    受講料:39,800円(テキスト代/喫茶代/消費税含む)
    会 場:連合会館(東京・御茶ノ水)/地図
    <東京メトロ・千代田線>「新御茶ノ水」駅下車。 B3出口(徒歩0分)
    <東京メトロ・丸ノ内線>「淡路町」駅下車。B3出口 (B3出口まで徒歩5分)
    <都営地下鉄・新宿線>「小川町」駅下車。B3出口 (B3出口まで徒歩3分)
    <JR中央線・総武線>「御茶ノ水」駅下車。 聖橋口(徒歩5分)
    定 員:30名
    詳 細:http://www.electronicjournal.co.jp/t_seminar/2314.html
    本セミナーのマイクロレンズアレイやモスアイ構造などについては、R&D用金型からフィルム転写品のご紹介も可能ですのでお気軽にお問い合わせ下さい。
    01ナノインプリント事業部

    セミナー ナノインプリント

    【2014/7/11】ナノインプリント講演予定

    7月11日に電子ジャーナル主催にて開催されます「Electronic Journal 第2314回 Technical Seminar」セミナーにおきまして、「生体模倣・その効果とデバイス/フィルムへの応用」をテーマに講演いたしまします。

    日 時:2014年7月11日(金)13:30~16:50
    受講料:39,800円(テキスト代/喫茶代/消費税含む)
    会 場:連合会館(東京・御茶ノ水)/地図
    <東京メトロ・千代田線>「新御茶ノ水」駅下車。 B3出口(徒歩0分)
    <東京メトロ・丸ノ内線>「淡路町」駅下車。B3出口 (B3出口まで徒歩5分)
    <都営地下鉄・新宿線>「小川町」駅下車。B3出口 (B3出口まで徒歩3分)
    <JR中央線・総武線>「御茶ノ水」駅下車。 聖橋口(徒歩5分)
    定 員:30名
    詳 細:http://www.electronicjournal.co.jp/t_seminar/2314.html

     
    本セミナーのマイクロレンズアレイやモスアイ構造などについては、R&D用金型からフィルム転写品のご紹介も可能ですのでお気軽にお問い合わせ下さい。
    01ナノインプリント事業部

    ナノインプリント

    日経エレクトロニクス3月17日号

    NikkeiNE日経エレクトロニクス3月17日号にてナノインプリントについての特集が組まれています。「ナノインプリントに新風大面積化で用途も拡大」のテーマで大面積化に焦点を当てた内容になっています。弊社も取材を受け一部記事に取り上げられています。各社のナノインプリントに関する動向が分かりやすく解説されています。

    セミナー ナノインプリント

    【2/25】『ナノインプリントの応用展開と量産化技術』セミナーを実施しました

    電子ジャーナル主催の「ナノインプリントの応用展開と量産化技術」セミナーにて講演を行いました。
    講演は、ナノインプリント技術を用いた最新の量産化工法のロールtoロール装置、大面積金型、UV硬化樹脂についての解説をしました。製品化や量産化における課題や対策についてやモスアイやマイクロレンズ構造などの特徴・機能の他、応用可能なアプリケーションについても紹介しました。

    本セミナーのマイクロレンズアレイやモスアイ構造などについては、R&D用金型からフィルム転写品のご紹介も可能ですのでお気軽にお問い合わせ下さい。
    01ナノインプリント事業部

    ナノインプリント

    スタンダードモスアイ金型解説その3

    スタンダードモスアイ金型解説その1
    スタンダードモスアイ金型解説その2 

    間隔が開いてしまいましたが、今回はスタンダードモスアイ金型の個数についてです。

         

    スタンダードモスアイ金型のHT-AR-05Aでは、ピッチ250nm、ピーク間距離290nmでハニカム構造の配列を取っています。この場合の一つの六角形の面積は0.0725µ㎡と計算することができます。

    ○1mm角の正方形に敷き詰めたとすると…
    13,793,103個(約1,380万個)= 東京都の人口(1,322万人)とほぼ同じ

    ○1cm角の正方形に敷き詰めたとすると…
    1,379,310,300個(13.8億個)= 日本の総人口(1.3億人)の10倍

    ○スタンダード金型HT-AR-05A(10cm x 10cm)上にあるモスアイ構造の数は…
    137,931,030,000個(1,380億個)= 人間の脳のニューロンの推定数(1,000億個)よりも多い

    有効範囲が280mm角のHT-AR-05Cまで行くと1兆個を超える計算になります。
    干渉リソグラフィ工法にでは、この様な膨大な個数のモスアイ構造を一括にかつ均一に描画できるのが大きな特徴です。

    セミナー ナノインプリント 機能性フィルム

    7月ナノインプリント講演予定

    7月のセミナー講演は加飾フィルム関連で機能性フィルムとナノインプリントフィルムについてを講演する予定となります。大阪での開催となりますが、ご検討いただければと思います。

    R&D支援センター主催にて開催されます「プラスチック表面への3次元加飾技術」セミナーにおきまして、第2部として「プラスチック加飾に向けた高機能フィルムの開発」をテーマに講演いたしまします。

    日 時:2013年7月10日(水)10:30-16:00
    受講料:49,980円 (税込、昼食・資料付き)
    会 場:ドーンセンター 4F 大会議室3 【大阪・中央区】/地図
    <京阪>「天満橋」駅下車。東口方面の改札から地下通路を通って1番出口より東へ約350m。
    <地下鉄谷町線>「天満橋」駅下車。1番出口より東へ約350m。
    <JR 東西線>「大阪城北詰」駅下車。2番出口より土佐堀通り沿いに西へ約550m。
    詳 細:http://www.rdsc.co.jp/seminar/130726.html